カーボンヒーターとは
電気ヒーターの1つです
ニクロム線ヒーターやハロゲンヒーターと同じく、電気を熱に変えて暖めるヒーターのことを指します。スイッチを入れると発熱体が赤くなり主に遠赤外線を放射させます。
燃料を燃やさないため密閉した室内でも最小限の換気で使うことができ、空気の汚れがとても少ないクリーンな暖房機器になります。
発熱体が違います
他の電気ヒーターとカーボンヒーターの違いは発熱体になります。カーボンヒーターは発熱体に炭素繊維が入ったものが使われており、炭素繊維の赤外線放出量はハロゲンヒーターの約2倍となっています。
遠赤外線といえば、体の芯から暖めることが出来ると言われています。体を内側から暖めるので、暖まった体は冷えにくいといった効果があります。
カーボンヒーターのおすすめポイント
ハロゲンヒーターに比べて遠赤外線量が2倍あるカーボンヒーターですが、消費電力は約半分となっていて電気代を低く抑えることができます。また寿命もハロゲンヒーターの約1.5倍となっていている点もポイントです。
カーボンヒーターはスポット的に暖まりたい場合におすすめの暖房機器です。すぐに暖まることが出来るのでお風呂の脱衣場や、外からお部屋に帰ってきてすぐに暖まりたい場合にぴったりの暖房機器になります。
お手入れの仕方
特別、お手入れが必要ない暖房機器ですが、ホコリが発熱体についたままだと焦げてしまい臭いがでてしまいます。シーズン始めなどに発熱体についたゴミを取り除く程度で十分でしょう。
注意点
部屋全体を暖めるのは苦手
電気ストーブは部屋全体を暖めるのは苦手で、時間も電気代もかかってしまいます。どちらかと言えば、狭い部屋やスポット的な所で使うのが効率的で経済的です。
火事には注意
石油ストーブと比べるとどうしても温度が低いのですが、それでも火事には要注意です。紙や布を燃やす力は十分にもっています。ストーブによる火事で電気ヒーターが原因なのは約7割とも言われています。燃えていないからといって油断は禁物ですよ。
まとめ
使い勝手も価格もお手頃なのがカーボンヒーターです。
部屋全体を暖めるのは苦手ですが、外から帰って来た時にすぐに暖まりたい、台所や脱衣場において1人だけ暖めればいいといった場合は石油ストーブやエアコンよりいいかもしれません。ストーブも適材適所ですね!