石油ストーブの中で、一番シンプルなタイプで、昔からあるストーブです。
燃焼によって熱せられた空気が上昇して対流を起こし、部屋全体が効率よく暖められるストーブです。
学校や施設などで見かけた事がある人も多いのではないでしょうか?
最近だと、キャンプで使っている方もいますよ。
おしゃれなデザインのストーブも増えてきました!
対流式ストーブのおすすめポイント
ストーブの上で、お湯を沸かしたり料理をすることも出来ていいですね
そして、故障が少なくて長く使えるストーブだよ
空気の対流を起こして部屋全体を温めます
暖かい空気は膨張して密度が低く軽いため上へとあがり、逆に冷たい空気は密度が高く重いため下へと下がっていきます。
ストーブが燃焼することで暖められた空気は上昇し空気の流れが生まれます。
天井まで上がった空気は天井を伝って壁から今度は下に下がっていくことになります。
この空気の流れが対流と呼ばれ、対流を起こすストーブだから対流式ストーブ呼ばれます。
ストーブ上にやかんや鍋をのせる事が出来て便利
料理したものを温めたい時や、お湯を沸かしたい時などストーブの上にのせる事で便利です。
ただ、空焚きによる火事には注意が必要です!
故障が少く安心して使えます
複雑な構造もなく、電子部品もほどんど使われていないので故障がとても少ないです。
寒い時に故障で使えなくなった!ということもなく安心して使うことができます。
最近ではオシャレなデザインの対流式ストーブも販売されていて、お部屋の雰囲気に合わせて選べるのもポイントですね。
設置場所
対流式ストーブは部屋の真ん中に置くのがベストです
ストーブによって暖められた空気は上に上がっていきます。天井までいくと、天井を伝って壁から床へと対流していきます。
対流式ストーブはこの対流を発生させる効果が高く、部屋の真ん中に置くことによって部屋全体を温めることが出来るストーブです。
お部屋の上だけが暖かい場合は?
天井が高い部屋だったりテントの中で使う場合、お部屋やテントの形によってはうまく対流がおきない場合があります。
お部屋の上の方だけが暖かい場合はサーキュレータなどを使って暖かい空気を拡散させましょう
お手入れ方法
やはり数年に1回かはメンテナンスが必要だよ
対流式ストーブは灯油が染み込んで火が着く”芯”がどうしても消耗してしまいます。
火力が上がらなくなってきた、火が偏って燃えていると感じたら芯の交換が必要です。
点火ヒーターも消耗しやすいよ
芯とともにお手入れが必要なのが、点火する時に赤くなる点火ヒーターです。
こちらも芯交換の時などに定期的に交換するようにしましょう。
また同時に点火ヒーターに電気を送る電池ボックスも点検するといいと思います。
部品さえ手に入れることが出来れば、メンテナンスは自分でも出来るかもしれませんが、もし不安な場合は業者さんにお願いしたほうが安心ですね。
使用上の注意
使い方によってはストーブが燃えなくなったり、火の着きが悪くなったりすることもあります。
また火事につながる危険性もあるので気を付けて使用しましょう!
新品ストーブの使いはじめには注意!
新品のストーブの場合は、芯に灯油がしみ込んでいません。
灯油がしみ込まないうちに火を着けると、芯が焼き焦げてしまいます。
一度芯が焦げてしまうと、火力が上がらなかったり不完全燃焼になったりするよ
使い始めは芯に十分灯油がしみこませてから火を着けるようにしましょう!
不良灯油には注意!
シーズンを越してしまった灯油や、直射日光に当たる場所で保管されていた灯油は劣化が進んでしまい、そのまま使うとストーブにダメージを与えてしまいます。
うけるダメージは大きく、痛恨の一撃になってしまうので注意です!
もし、不良灯油を使ってストーブを燃やしてしまうと、ストーブの芯が固くなってしまい、結果火力が全然上がらなくなってしまいます。
その時、芯の先を手で芯を触ってみるとトゲトゲした感じになり固くなっているのが分かるくらいです。
いくら新品のストーブでも、一度芯が固くなってしまうと交換が必要になるので要注意です!
6~9畳のおすすめ対流式ストーブは『トヨトミ RL-G2524』
6~9畳と比較的小さめの部屋でおすすめなのが、トヨトミのレインボーストーブことRL-G2524になります。
木造なら7畳まで、鉄筋コンクリートで9畳まで対応しています。
このストーブのポイントは
になります。
七色レインボーの光
このストーブの特長の1つとして、
部屋の明かりを消してこのストーブの明かりだけにすると、とってもムーディ
七色に光る秘密は特殊コーティングされている円筒ガラスにあります。
一見するとちょっとコーティングが入ったガラスかな?って感じなんですが、燃焼中は七色に輝いて約40W相当の明るさになり、ランタン的使い方にもなります。
もともと炎は人の心を落ち着かせてくれる効果があるのですが、包み込むような七色の光はより一層リラックスした状態にしてくれます。
電池レスの着火システム『ぐるんPa』
このストーブRL-G2524の最大の特長で、一番の推しのポイントといってもいいでしょう。
点火する時は本体についているハンドルを回して、その回転する力を電気の力に変えています。
ハンドルは1~2回くらい回すだけOK、簡単に点火できます。
対流式ストーブの中で一番故障が多いのが着火の部分ですが、その弱点を克服した機能です
わたしの中で、この機能を知った時は衝撃でした!
もし、故障してもマッチやライターがあれば火を着けることは出来ます。
しかし、逆をいえばマッチやライターがなければ火を着けることが出来ませんし、電池切れの時なんかも火を着けることが出来ません。
寒い時、突然そうなった時は悲しくなってしまいませんか?
おうちにマッチかライターがあればいいのですが、なければどうすることも出来ません。
災害に備えるストーブとしてもいいですね!
東日本大震災以降、いざという時にストーブを準備する方が多くなりました。
その、いざという時に電池がなくてストーブに火が着かなくては、何のために備えたのかわからなくなってしまいますよね。
マッチやライターでも火は着けることは出来るかもしれないけど、火事や事故の原因になる場合もあるよね
ストーブは安全に安心して使うためにも『ぐるんPa』はとっても良いのです!
10~15畳のおすすめ対流式ストーブは『トヨトミ KR-47A』
10~15畳クラスのおすすめストーブはトヨトミのKR-47Aになります。
こちらはレインボーストーブではなくスタンダードなタイプになりますが、目を引くのがレトロな落ち着いたカラーとデザインです。
しかし、このストーブは見た目だけではなく機能面においても大変充実したストーブになります。
おすすめのポイント
一番の特徴であるデザイン面では丸みを帯びた可愛らしい形と、和室でも洋室でも合いそうなベージュのカラーです。
どうしてもストーブと言えば無機質な感じがするのですが、このKR-47Aは炎の暖かみだけではなく、外見上からも暖かみを感じることが出来ます。
機能面においても、円筒部分の上下で白光炎式、赤熱式の2つの燃焼方式を使い分けながら、その2つの良いとこどりをしてニオイが少なく、省エネと暖かさを併せ持ったダブルクリーン方式を搭載しています。
また、それだけではなく、ニオイセーブ消化機能や2重タンク構造、芯を最後まで使いきれる、でるでる芯機能も搭載しています!
17畳以上のおすすめ対流式ストーブは『コロナ SL-6624』
わたしは対流式ストーブといえいば、このタイプが真っ先に思い浮かびます。
17畳以上のおすすめ対流式ストーブはコロナ SL-6624です!私の中では「The! 対流式ストーブ」ですね。
おすすめのポイント
このストーブは上面だけでなく、側面からも熱が広がり、広い部屋でも全体がほんわりと暖かく快適な空間を作り出してくれます。
それは部屋だけでなく、体も遠赤外線のおかげで芯から暖まることが出来ます。
ストーブの窓や隙間から見えるオレンジの光がとても良いですね
静かな部屋の中でわずかに聞こえる燃焼音と、ほのかに揺らぐ炎を見ているだけでとても癒されてきます。